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「ははは。刃琉樹も打てなぃじゃん!!」
「くぅ…」
こんなお遊びに本気になり
悔しがる2人の子供。
「お前達…野球が好きなんだな。そういう奴が絶対に上手くなるんだぞ。」
「へぇ~」
「すげぇ」
「これからも父さんが野球を教えてやるから…。今度はこの球を打てるようにならなきゃな」
「そんな事言わなくても…
絶対打つやい!!」
「俺だって…」
そう意気込みを叫びだす2人。
もう言われなくても
分かるだろうが…………
この2人は双子である。
鬼頭刃琉樹(きとう はるき)
鬼頭魔裟樹(きとう まさき)
の5才だ。
この物語は今までの
出来事通り…
2人の双子としての
野球人生を書いた作品である。
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