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どんどん
成長していく魔裟樹。
5才とは思えない野球センス。
お父さんはこれに期待して
魔裟樹を左打ちに転校させる。
それでも
魔裟樹のバッティング技術は
上達するばかり…
だけど…
刃琉樹は…?
「ブンッ!!」
「ブンッ!!」
「ブンッ!!」
何度…
ど真ん中を振っても
当たる事は無い。
双子なのに
大きく運動神経に差がついた。
…と少し惨めな気持ちになる
お父さん。
しかし…
何度も投げた12球目だった。
父さんの球がすっぽ抜けて
刃琉樹の体に当たりそうな
暴投を投げてしまった。
「危ない刃琉樹!!」
父さんが咄嗟に叫ぶ。
しかし…
次の瞬間だった!!
「カキーン!!」
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