オープニングディスターバンス

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そんなこんなで、目的地となるターミナルに到着し、別の黒服と一緒に列車から出る。 列車はこの後奥に行き、物質転移転換機(ワープ)を使ってここから真逆の終点へと転移させられる。 線路が一本しか無いからこんな機構になったらしいが、よく判らん。   で、ターミナルから出る前に学生証を提示して駅舎から出る。 そうすれば、ようやく今日から通う私立[日岸華(ひきしか)]学園に到着だ。   小、中、高、さらに専門学科や総合的な学問等、とんでもない超マンモス校だ。 俺は中等部に途中編入したが、大抵の奴等は初等部から居る。 一部、海外からの研修なんかで編入する奴もいるが、それもやはり少ない。   その総面積も約四十平方キロメートルなので、抱える学科や生徒数も凄まじく、文字通り五万といる。 最も、実際には流石に五万もいないだろう。多分。     で、駅舎から出たすぐに正門があるので、さっさと正門をくぐる。 門柱に西洋の門番ガーゴイルが二体鎮座しているが、学生証を提示した相手になら問題無い。 侵入者は迎撃されるが。  
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