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西日が窓に差し込んでいる 澄み渡るあの青空 さっき別れたばかりなのに 想いはつのるばかり ビルの谷間流れる冷たい風 凍えそうな指先 あなたは優しく私の手をとって ポケットへ導いてくれた 何本の電車をゆき過ぎただろう 言葉もないまま 指先から感じるあなたのぬくもり 何だか私は 切なくて 恋しくて 空見上げた いつでも会いたくて その手に触れたくて 優しい声で包まれたくて 私はいつまでも こうしてこの空へ ただ、あなたを想う 改札過ぎる人達の群れ それぞれ別の道へ 大切な人の待っている 場所へ帰ってゆくのだろう 足を止めて振り返ってみた 家路へ向かう波は 別の道を選び別れた あなたの影を写していた 「じゃあね」と呟いて 「ありがとう」と囁いて 背中を向けた 去りゆく私の 後姿をきっと あなたは、あなたは ずっと見ていた あなたに伝えたくて 言葉に出来なくて 凍える手あなたのポケット離れた 私はいつまでも こうしてこの空へ ずっとあなたを想う 忘れはしないよ あなたの髪、その指先 笑った顔、真剣な眼差し 私はいつまでも こうしてこの空へ あなたの幸せ願う
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