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「どーもっす、ティアナさん」
「よく来たねー、少しはこの街にいるんでしょ?」
「その予定です」
「じゃあおもてなししないとね」
ティアナはティスを引き寄せ抱き抱えるようにする。
そんな時にソウヤある事を思いだす。
「ティアナさん、俺あの人達に話しがあるんですけど……」
「ん?あの人達って?」
「ハンター1番の愛妻家さん達」
「ああ、あいつ等ね」
ティアナはその人物達を思い出して微笑む。
「そろそろ来るよ、……うん、話してたら来たみたい、噂をすれば影ね」
ティアナはテキパキと飲み物を用意しだす。
ジュース三本分。
「ティアナさ~ん、いつもの頂戴」
「ティアナおばちゃーん!いつもの~」
カウンターに若い女の人が来た。
その女の人の頭の上にはティスと同じ位の女の子がのっていた。
「用意出来てるわよ。はい、ナナミちゃん」
ティアナは女の人の頭にのっている女の子にジュースを手渡す。
女の子はお礼を言ってそのまま受け取る。
「ナナミ、重いから降りてくれない?」
「やだ~、お母さんの上がいいの~」
そんな光景を見ていたソウヤは頃合いを見計らって話しかけた。
「アヤメさん、お久しぶりです」
「え?」
女の人はソウヤとアルフに気付く、そして……
「あれ?ソウヤ君にアルフ君じゃん!久しぶりだね、元気にしてた?」
アヤメは満面の笑みでソウヤ達を迎えた。
「はい、元気すぎる位ですよ」
「そう、それはよかった」
アルフは回りを見渡し一言。
「旦那さんは?」
「すぐ来るわ、それまで待ってよう」
ソウヤとアルフは微笑むアヤメを見て顔を赤くしていた。
アルフは身を震わせる。
そして勢いよく立ち上がる。
「あ~!旦那さんが羨ましい!?こんな綺麗な奥さんがいて!?」
「アハハ、お世辞ありがと」
「お世辞じゃないですって!な?ソウヤ」
「うんうん」
そんな中、女の子がゆっくりと手をあげ主張。
「ナナミもいるの!」
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