26人が本棚に入れています
本棚に追加
……「修学旅行」の車内。恭介の提案での、僕たちだけの修学旅行だ。
「おまえらうっとい。暑苦しいんじゃぼけ💢」
荒い息の二人に、鈴が非難の言葉を浴びせる。
「あ?おまえ、んなこと、言ったって……こんなせめぇ車で、どうしたら、いいんだよ……」
息を継ぎ継ぎに、真人の返答。
「とりあえず息を止めろ」「死ぬだろうがっ!! 筋肉には酸素が必要なんだよっ!!」
「はい、冷たくて甘いゴゴティーですよ~」
小毬さんが真人に紙コップの紅茶を差し出す。
「おう、わりぃな」
「謙吾君も
最初のコメントを投稿しよう!