第一章

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桜が満開の季節     今日は入学式だ。   俺は鐘夜高校という高校に入学する。     「俺も高校生かあ~!」  満開の桜を眺めながらどんな高校生活になるかなどを考え歩いていた。     その時…     ----ドンッ     「うおッ!?」   「イタッ」     誰かにぶつかってしまったらしい。 俺はヨロつくだけだったが.相手を見たら倒れていた。     「うわッやべッ!!ゴメンなさい!大丈夫か!?!?」(しかも女の子じゃん!)     「うん…大丈夫…」     俺は女の子の手をとって立ち上がらせ.すぐに謝った。     「本当にゴメンな!!よそ見しちゃってたよ!!怪我ない!?」     「大丈夫.大丈夫.気にしないで!って…あはッ!!」     女の子が俺見ていきなり笑いだした。     「え!?何.どうしたの?」    「あはは.寝癖ひどいよ?ちゃんと鏡見た?」     女の子は自分の鞄から鏡をだし.俺に向けた。     「え.うそ!?…はぁぁ!!」     そこには最高に変な寝癖のついた俺が写しだされていた。     「ね?ふふ」     「ひ.人の寝癖見て笑うんじゃねぇ~!!!」     俺は恥ずかしさのあまりそこから走って逃げ出した。     これが初めての出会い…。
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