38人が本棚に入れています
本棚に追加
中に入ると、そこは薄暗く、窓が1つも無い。
床は穴が無数にあいていて、足の踏み場が少ししかない。
僕は恐かった。
けれど、足が勝手に進む。
恐いのに、何故かドキドキする。
狭い足場を一歩一歩歩く。
その時・・・
「ボタッ」
何か冷たいものが左肩に落ちた。
僕はゆっくりと左肩を見た。
紅くどす黒い色の液体が着いていた。
僕は何度かそれを見たことがあった。
普通はそれを見ただけで、驚いて逃げるだろう。
けど僕は、感情が無いような冷たい目をしただけ。
僕はなんとなく予想した。この上にあるものを・・・
最初のコメントを投稿しよう!