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ゆっくりと僕は上を見上げた。
目が家の中の薄暗さがなれてきて、周りが見えるようになる。
上を見上げた僕。そこにあったものは、死体だった。
首を吊った女性の死体。
左手首には切った傷があり、そこから血が出ていた。
僕の予想は当たった。
ブランっと垂れ下がっている手足、うつむいてる顔。
普通なら驚き、奇声をあげながら逃げるだろう。
しかし、僕は、ただボーッとそれを幾日もずっと見ていた。
とても6歳児に見えないその行動。
うつむいてる死体の目と合わせながら。
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