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私は失踪した姉を探していた。
くる日もくる日も・・・
姉は大切だった。憧れの人だった。
だから、姉を探し続けた。
ある日、私は森林の中で迷った。
そんな時、一軒の家を見つけた。
静かなこの森林で。
私は何故かこの中に姉がいると思った。
今思うと、その時の私の直感は鋭すぎたかも。
ただ一軒だけ建つ、小さな木で出来た家。
私はビビりながら家に入った。
中はとても暗い。
正直恐いと思った。
足元は穴だらけで、窓が1つも無い不自然な家。
私は姉がいるっと固く信じ、一歩一歩進んだ。
穴からくる冷たい風が、より私に恐さを与える。
暫く歩くと、人の気配がする。
私は気配がする方へと走った。
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