38人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくすると、1人の男の子がポツーンと立っていた。
気配は姉のでは無かった事に私はガックリとした。
しかし、私は何故男の子がいるのか分からなかった。
暗く、気味悪い場所に・・・
私は男の子に、話しかけた。
男の子の目は、冷たく何処かを見ていて、恐くなった。
男の子は、私が話しかけると後ろを向いた。
男の子は私を見て、さっき見ていたとこを指差した。
私はゴクリと唾を呑み込み、指差した方を見た。
そして私の直感は、当たった・・・
そこには、左手首から血を流し、首を吊っている変わり果てた姉の姿があった。
私は自分の顔が、青くなっているのがわかった。
驚きと悲しみで震えが止まらない。
手首の血が、
「ポタポタ」
と、何滴か私の顔にかかる。
血がついた顔を気にせずに、私はただ呆然とした。
私は、悲しみのあまり絶望した。
そして、何故か床に置いてあったナイフで・・・
首筋を切った。
赤い血が凄い勢いで吹き出し、私の体を赤く染めた。
そして私は死に絶えた・・・
最初のコメントを投稿しよう!