第一章 夜の月―…

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  第一章 夜の月―…

ガヤガヤうるさくて… 夜なのに眩しくて… 真っ直ぐ歩こうにも歩けなくて だけど… 誰一人として俺を見ていなくて…・・ 自分の存在を否定されているような とても寒い街中…・・ ふと、空を見上げると静かに輝いている月… 何十年何百年何万年と変わらずにいる月 あの静かで変わらぬ場所に… ひっそりと輝くあの場所に… 逃げれたらと… 俺はいつも思っていた…・・
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