6人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
第一章 夜の月―…
ガヤガヤうるさくて…
夜なのに眩しくて…
真っ直ぐ歩こうにも歩けなくて
だけど…
誰一人として俺を見ていなくて…・・
自分の存在を否定されているような
とても寒い街中…・・
ふと、空を見上げると静かに輝いている月…
何十年何百年何万年と変わらずにいる月
あの静かで変わらぬ場所に…
ひっそりと輝くあの場所に…
逃げれたらと…
俺はいつも思っていた…・・
最初のコメントを投稿しよう!