一章

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「なぁ弥勒……、うまくいくよな?」  一人の少年が体を震わせながらもう一人いる眼鏡をかけた少年の腕を掴んで屋上に向かって歩いていた。 「僕に聞かれても知らないよ悠里(ゆうり)、それより腕から離れて」 「悪い悪い」  そういい悠里は弥勒から離れるが、今だ体は震えていた。 「悠里、そんなに震えるんだったら告白を止めたらどう?」 「駄目だ、ここで告白を止めたら男が廃る」  そうですか。  僕的には止めて欲しかったけどな~。  だって今から会う《あの人》とはあんまり関わりたくないんだよね――怖いから。  そう思いながら弥勒達が階段を上がっていくと、とうとう弥勒達は屋上の扉の前についてしまった。 「じゃあ開けるね……」 「待て弥勒!! まだ心の準備が出来てねー」  弥勒が屋上の扉を開けようとしたが悠里に止められてしまった。  その後悠里は二・三回深く深呼吸する。  弥勒はそれを無視して屋上の扉を開ける。
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