65人が本棚に入れています
本棚に追加
楓は体を後ろに反転させ、その場から立ち去ろうとした。
━ガシッ…
『へ…?』
『何処行くのよ楓?』
『楓の席此処よ』
足を踏み出した瞬間、沙依に腕を掴まれ引き戻された。
そして、一葉に椅子へ座らせられた。
沙依と一葉と言えば、平然と空いている席に着いた。
楓は呆然とした。
『沙依、この子誰?』
楓の隣に座っている男が沙依に聞いた。
『せかさなくても、ちゃんと紹介するって』
『(笑)』
他の男達は、沙依のやり取りを見て笑っていた。
最初のコメントを投稿しよう!