ピアス

1st.†Encounter†

藍は落ち着いた茶髪、前髪はアシュメ、目がキリッとして、クールなイメージを受けた。
逆に、比呂は人なつっこそうな笑顔が印象的で、男にしては高い声をしていた。
楓はまともに男達を見れ無かった。
(…何で…こんな事に)
━━━━…
そして現在に至る。
楓は正直帰りたくて仕方なかった。
『ねぇ、十文字さんてどんなタイプが好きなの?』
『え……』
隣の朝が話し掛けて来た。
楓は困って逆隣に居る一葉の方を見た。
しかし、一葉は楓に気付かず比呂と話していた。