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『…あ………の……』
どう答えて良いか分からず、楓は言葉に詰まった。
昔から男が苦手だったせいで、好きなタイプ等、考えた事も無かった。
朝は返事を待ちながら、楓の方をジッとみていた。
その視線が余計に楓を焦らせた。
『あ、朝君』
楓の様子に気付いた沙依が朝に声をかけた。
朝は沙依の方に首を向けた。
『楓、男が苦手なのよ』
沙依の言葉に、その場の雰囲気が変わった。
楓は皆の表情を見て、少し肩を落とし、首を下へ向けた。
朝は沙依の言葉を聞いて、楓を見た。
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