1st.†Encounter†

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『…あ………の……』 どう答えて良いか分からず、楓は言葉に詰まった。 昔から男が苦手だったせいで、好きなタイプ等、考えた事も無かった。 朝は返事を待ちながら、楓の方をジッとみていた。 その視線が余計に楓を焦らせた。 『あ、朝君』 楓の様子に気付いた沙依が朝に声をかけた。 朝は沙依の方に首を向けた。 『楓、男が苦手なのよ』 沙依の言葉に、その場の雰囲気が変わった。 楓は皆の表情を見て、少し肩を落とし、首を下へ向けた。 朝は沙依の言葉を聞いて、楓を見た。
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