~模試~

10/13
前へ
/503ページ
次へ
葉月さん・・・なんか機嫌悪い? 眉間の皺が・・・ 「な・・・なんでしょう?」 「皆ってどういう意味?」 「え?あの・・・ユウキと葵と凛とゆっきーと翔央くん・・・みんな桜高目指すって・・・」 あたしがそう言うと葉月さんは少し考え込んだ・・・ え?え?お疲れ?本当にどうしたんだろ? 「・・・・・・・・・マコトと高野・・・それと如月は合格圏内だと思うけど・・・後の3人は無理じゃない?」 いや・・・まぁそこに関しては今の所、否定はできないけども・・・ 「一応あたしたちで教えるってことになってますし・・・それに本人たちも頑張るって言ってるので・・・」 「へぇ・・・マコトって人に教えられるほど余裕あるんだね」 「え・・・いや・・・・・・」 「次の模試楽しみだね」 「ごめんなさい・・・その分自分の勉強も増やすので見逃してください!」 「冗談だよ・・・でもマコトは人の世話を焼きすぎるところがあるから気をつけて」 葉月さん・・・心配してくれてたんだ! 優しいなぁ・・・ってあれ? 「葉月さん・・・凛と翔央くんのこと知ってるんですか?」 「マコトの数少ない友達だからね」 ・・・言い返す言葉もない。 「・・・・・・だから・・・まぁ・・・」 「?」 「本当に手が回らなかったら僕が手伝ってもいい・・・」 「・・・・・・え・・・それって・・・勉強教えてくれるってことですか?」 「・・・あまりにも酷かったら見捨てるけどね」 「ありがとうございます!」 「・・・これ片付けて早めに帰ろう・・・・・・勉強しないといけないからね?」 「はい!」 模試まで後10日・・・ 「・・・あれ?そういえば翔央くんってやっぱ成績いいんですか?」 「・・・・・・知らないの?如月はあんなのでも一応学年トップクラスだよ」 「ええ!?」
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

473人が本棚に入れています
本棚に追加