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葉月さん・・・なんか機嫌悪い?
眉間の皺が・・・
「な・・・なんでしょう?」
「皆ってどういう意味?」
「え?あの・・・ユウキと葵と凛とゆっきーと翔央くん・・・みんな桜高目指すって・・・」
あたしがそう言うと葉月さんは少し考え込んだ・・・
え?え?お疲れ?本当にどうしたんだろ?
「・・・・・・・・・マコトと高野・・・それと如月は合格圏内だと思うけど・・・後の3人は無理じゃない?」
いや・・・まぁそこに関しては今の所、否定はできないけども・・・
「一応あたしたちで教えるってことになってますし・・・それに本人たちも頑張るって言ってるので・・・」
「へぇ・・・マコトって人に教えられるほど余裕あるんだね」
「え・・・いや・・・・・・」
「次の模試楽しみだね」
「ごめんなさい・・・その分自分の勉強も増やすので見逃してください!」
「冗談だよ・・・でもマコトは人の世話を焼きすぎるところがあるから気をつけて」
葉月さん・・・心配してくれてたんだ!
優しいなぁ・・・ってあれ?
「葉月さん・・・凛と翔央くんのこと知ってるんですか?」
「マコトの数少ない友達だからね」
・・・言い返す言葉もない。
「・・・・・・だから・・・まぁ・・・」
「?」
「本当に手が回らなかったら僕が手伝ってもいい・・・」
「・・・・・・え・・・それって・・・勉強教えてくれるってことですか?」
「・・・あまりにも酷かったら見捨てるけどね」
「ありがとうございます!」
「・・・これ片付けて早めに帰ろう・・・・・・勉強しないといけないからね?」
「はい!」
模試まで後10日・・・
「・・・あれ?そういえば翔央くんってやっぱ成績いいんですか?」
「・・・・・・知らないの?如月はあんなのでも一応学年トップクラスだよ」
「ええ!?」
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