~模試~

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途中、何とか立ち直った凛も交えて3人で答え合わせ。 「何でだよ、ここ明らかな引掛け選択肢じゃん!」 ゆっきーは尽く引掛けに清々しいほど引っかかっていた。 「嘘だろ・・・?何で引掛けるんだよ!?」 逆ギレ!? 「・・・え?ねぇ、何が引掛けなの?」 凛はそもそも何が引掛けなのか分かっていない。 漫才のツッコミの意味がわかってなくてボケを解説する、みたいになってるじゃん! 自己採点の結果、ゆっきーは数学や社会は勉強の甲斐もあって高得点が期待できそう。まぁ元々、日本史なんかは得意って言ってたしね。 でも国語と英語がかなり悪い。特に英語は壊滅的。理科は普通・・・かな? 凛は全体的に出来てなかった・・・ あー・・・国語は大丈夫そう。 その他の科目も英語以外は平均点ってところだとは思う。 でも、桜高を志望校とした場合、この点数だとかなり厳しめだ。 「あたし・・・もうダメだ。終わった・・・」 「え!?いやいや、まだ1年半以上あるんだから大丈夫だって!」 「いや、だって、ゆっきーより出来てないとか終わってるでしょ・・・」 「は?何?喧嘩売ってんのか!?俺はやればできるんだよ!住吉と違ってな!」 「はぁ~?たまたま今回ちょお~~っと出来たからって調子乗りすぎ!」 あーなんか喧嘩始まった・・・ この2人って、付き合ってるのかな?普段も仲良いし、今だって痴話喧嘩みたいだ。 ま、とりあえず・・・ 「喧嘩するならもう行くけど?」 「「ごめんなさい」」 うん、息もぴったりだね!
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