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そいつは無理やり俺を連れて、貼り紙の前までやってきた。
「あったぁ!! オレ1年4組だ」
『あっ…俺も1年4組だ』
「まじっ!? 一緒だなっ! 俺の名前は結気 深夜よろしくな。君の名前は?」
結気 深夜(ユウキ シンヤ)と名乗るそいつはニコニコしながら俺の手をとり、握手してきた。
俺は少し戸惑いながらも答えた。
『俺は神崎 翔よろしく。』
「神崎 翔かぁ~じゃぁ翔って呼ぶな!オレのことは深夜って呼んでくれよ!」
明るい性格だな……
そんな事を考えながら返事をした。
『ぅん…分かった。もう手はなしてくれる?』
「あっ、わりぃわりぃιじゃあ教室行こうぜ」
またしても眩しいくらいの笑顔で誘ってきた。
俺は深夜の後についてった。
―――ガラガラッ――――
クラスの中にはいろんな奴がいた。
仲良く友達と話してる奴や、机にうつ伏せになって寝てる奴。
俺は自分の席を見つけ
腰を下ろした。
…なんだか視線を感じる…
隣を見てみるとニコニコしながらこっちを見ている深夜がいた。
「なんか俺らって縁あるな!(笑)」
席がとなりなのか…
確かに縁があるかもしれない
『そうだな』
俺はそっけなく返した。
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