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下りるとすぐ彼女の目を包帯で覆う。
今度は暴れなかった。
次に、彼女の衣服を調べた。
上着、ズボンと手を突っ込んでいく。
携帯など持っていると厄介だ。
でも、何もなかった。
少し考えて、彼女の肩掛けのかばんにも手を突っ込む。
何故最初に、こちらを探さなかったのか自分でもわからない。
案の定そちらに携帯や財布、定期などが入っていた。
僕は安心した、もしあそこに落としていたら後で大変だった。
いちいち取り出すのもめんどくさい。
かばんごと持っていこうかな、その為には彼女からかばんを取らないと。
僕は彼女からかばんを取り上げようとした。
でも彼女は両手を手錠されていて、手すりに繋がれている。
上からは取れない。
しょうがない、下から取らないといけない。
僕はかばんの輪を少し広げると彼女の胴、腰と下へ移動させる。
その間、ずっと彼女は泣いていた。
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