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「だいぶ積もってきたなぁ~そうだ!何か作ろう♪」
待ち始めて何時間くらいかな?
辺りは完全に雪景色。
ただ待ってるのも何だから、小さい雪だるまや雪うさぎなんか作ってみる。
「可愛く出来た♪…さすがに寒くなってきたなぁ~」
ガタガタと震えていると聞き覚えのある三人の声。
「はぁ~ったく、ようやく終わって、一段落だな。」
「生放送ばっかり疲れたよね~。」
「まぁまぁ、明日からオフですから。ゆっくりしましょう…って、星野、あれ月野さんですよ!」
「えぇ!?おだんご!?」
「星野~!大気さんに夜天くんもお帰りなさ~い!」
マンションの入口にたくさん雪で作ったものが置いてあり、うさぎの顔色も悪い。今来たばかりではないのが誰にでも分かる。
「月野、いつから待ってたの?」
「そうですよ、手袋もしないで。指が真っ赤になっているじゃないですか。」
「う~ん、3時間くらいかな?あ、でも平気X2~!連絡なしで急に来たあたしが悪いんだし。」
「…ばっかやろ!!」
「星野…?」
急に怒られ、意味が分からず、キョトンとするうさぎ。
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