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私は この汚い世界で
生きてゆくために嘘をついた…
時には家族 時には親友
時には大切な人にさえ、
私は嘘をついて微笑む
そうしないと……
自分は嫌われてしまうから
だから私は、誰の前でも
嘘で固められた仮面を被り、
誰からも好かれる
"ワタシ"を作った――……。
その姿はまるで
愚かな道化(オーギュスト)……
でも…
君の隣なら
嘘をつかなくてもいいと
そう思えた……
そんなことを人に許したのは
"あの日"以来だ……
君なら、
綺麗な私も 汚い私も
受け止めてくれそうだから
そう信じてるから……
そう思う私は 我が儘だ…
本当の笑顔を失った私は、
嘘で塗り潰された心は、
君の隣にいたら、
消えそうな気がする……
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