尚バ 2

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僕はうつむきながら、精一杯の低い声でこう言った。 「なんで琢がいるの。」 照は何も言わずに、後ろの方にいた琢と顔を見合わせていた。 「なんで琢が照の家にいるの」 さっきよりも強く、それでいてはっきりと言った。 「なんでって...  なあ。」 照はしどろもどろしながら答えた。 「ほら...あれだよ、あれ。 照と一緒に新曲の相談してたんだ。 なかなかいいアイデアが浮かばなくてさ。」 照が答えないから俺が言うとばかりに、琢がそう答えた。 「じゃあなんで僕も誘ってくれなかったの。同じメンバーでしょ。」 「今回は照と2人きりで話したかったからさ..」 「意味分からない。 メンバーの誕生日なのに、よくそんなことが言えたね。」 少しでもこの空間にいたくなかった僕は、もういい。と言い玄関から飛び出した... いや、正確には[飛び出そうとした] なぜかって? それはね... 扉を開けたすぐそこに、人がいたんだよ。 それも、かなり驚いた顔をしながら... 「義!!」 そう。そこにいたのは、GLAYのメンバーである義だった  
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