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目覚ましを叩く。が、外れてしまい、止まらない。
仕方なく起きて、止めてから、俺は水を飲みにキッチンへ行った。
「あんた、またソファで寝たでしょ」
と、母親が近付いてきた。
「ああ。目覚ましサンキューね」
俺がソファで寝てしまうと、母親はいつも目覚ましを側に置いてくれる。
「今日もバイト?」
「ん。毎日バイト」
母親は微笑んで「無理すんなよ」と言った。
口は悪いけど、良い母親だと思う。
俺は、トーストを食べてから、家を出た。
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