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「いってらっしゃい…和希」
そう言って、俺は和希を笑顔で見送ることしか出来ない。
「あぁ、行ってくるよ」
和希は、優しく俺の頬に優しくキスをした。
「うん…」
こうやって、いつも仕事に行く和希を見送る。1人になるのは、寂しいけど…我慢しなきゃ。
「和希がいないなら、ここにいてもな…」
俺は、ため息をついてから和希の部屋出た。
校庭を歩いていると、後ろから成瀬さんが走ってきた。
「ハニーv」
「な…成瀬さん。どうしたんですか?」
「テニスコートから、ハニーが見えたからさ。何かあったのかい?」
「…。何もないですよ」
「ハニー…」
成瀬さんは、そう言って俺を抱きしめた。
「何するんですかっ!」
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