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「何ってハニーが寂しそうだったから…」
「そんな事ありませんっ」
バッと俺は、成瀬さんから離れた。
「ハニー?」
「俺は、和希が好きなんです!だから、成瀬さんの気持ちには答えられませんっ」
俺は、その場から逃げた。
バタンっ
俺は、図書室まで走ってきた。
「はぁ…」
「どうしたんですか?伊藤君」
ドアによしかかっていると、机が並んでいる方から声が聞こえてきた。
「七条さんっ!」
「MVP選以来ですね。君が逃げ回っているのは」
ニコリと七条さんは笑う。
「こちらにきて、休んだらどうですか?」
「あ、はい」
七条さんの言葉に甘えて、俺は机まで歩いて行った。
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