53人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな事はありませんよ」
七条さん優しく笑った。
「僕にもわからないことはありますから」
「そうなんですか?」
「えぇ。例えば、中嶋さんがどうしていつも突っ掛かってくるかとかね」
ニコリと笑うが、それは笑い話じゃない…
「君は少し疲れているんじゃないですか?」
「疲れてる…俺が」
「えぇ。距離をとって見ると意外にわかるものですよ」
カタカタとノートパソコンを打ちながら、七条さんは言った。
「そうかも知れませんね」
最初のコメントを投稿しよう!