隣り
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「い…今の聞いてたのか?」 和希は頬を掻きながら、笑う。 「全部、聞いてた…」 「七条さん…もしかして、最初から!」 「どうでしょうね。それでは、僕はお邪魔なので失礼します」 ニコっと笑いながら、七条さんは図書室を出て行った。 「啓太…」 「和希は、俺の事疑ってたのか?!」 「違うよ啓太。俺は、啓太の気持ちが知りたかったんだ」 和希は、困った顔をして言った。
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