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「和希は心配する事なんてないんだ…」
「啓太?」
「だって、仕事なんだから仕方ないだろ?」
「違うよ啓太。大切なのは仕事よりも啓太なんだからな」
ギュッと抱きしめられた。和希の匂いがする。温かくて落ち着く…。
「なんでも言ってくれよ。不安な事…」
「ううん。和希がこうしてくれるだけで、俺は幸せだよ」
和希の背中に手を回した。
俺の特等席。
和希の隣りは俺のモノなんだ。
おわり
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