隣り

9/9
前へ
/26ページ
次へ
「和希は心配する事なんてないんだ…」 「啓太?」 「だって、仕事なんだから仕方ないだろ?」 「違うよ啓太。大切なのは仕事よりも啓太なんだからな」 ギュッと抱きしめられた。和希の匂いがする。温かくて落ち着く…。 「なんでも言ってくれよ。不安な事…」 「ううん。和希がこうしてくれるだけで、俺は幸せだよ」 和希の背中に手を回した。 俺の特等席。 和希の隣りは俺のモノなんだ。 おわり
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加