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扉を開け中に入ってみると、そこにはただ四方を壁に囲まれた、小さな部屋があるだけだった…部屋を見渡してみても何も無く、ただ扉を隔てた(へだてた)だけにしては、おかし過ぎる程の寒気がした…
「……ちぇ、やっぱそんな簡単に金目の物が見付か…」
気を落し、下を見た俺の視界にざっと見ただけでは気付かなかった一枚の紙切れが目に入った…
「…何だ?あの紙切れ?」
疑問に思いその紙切れを手に取った…
「うへぇ、汚ねぇ紙切れ…何か書いてるな……読めねぇ」
薄汚れた紙切れには、何か字と図形の様なものが描かれていた痕跡(こんせき)が見て取れた
「…ただのゴミだな…此所には……な…何だ?…な、何…だ…か……ね…むい…」
急に眠気に誘われ、俺はその場に横たわり眠りに誘われた(いざなわれた)……
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