1章~出会い~

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になりたいと思えるヤツと付き合えるか」 「普通に考えろよ」 その狼に激しく叱咤し、ある1匹が最後にこう言いました。 「コウモリの話は知っているか?僕は鳥の仲間だって鳥たちの群れに行ったところ相手にされず、今度は蝶の仲間だと言って蝶達の群れに行ったところ結局相手にされなかったと。今のお前そのものだな。」 そう言い捨て狼たちは笑いながら去っていきました。 「うう・・・どうしてみんな僕を突き放すのかな・・・?どうして友達になってくれないのかな・・・?」 この狼は本当にわかりませんでした。 ただ友達が欲しい・・・ ただそれだけなのに・・・ 狼はその思いを内に秘めていつか友達が出来るよう夢見て日々過ごしていきました。 そして数ヶ月が経ち、 暗くなったねぐらへの草道をいつものようにトボトボと歩いていると・・・ がさッ・・・がさがさがさ・・・がさッ 茂みの奥から何やら物音が聞こえてきました。 とっさに身構える狼。 しかし、別段襲ってくる気配はしない・・・。 思い切って見てみると・・・。 「ッ!!?」 1匹の子ヒツジが驚いた形相でこちらを見ていました。 狼はある異変に気付きました。 確か
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