窓ガラスからこんにちは

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「誰がそこそこの顔やねん!!ボケッ」 「うっ!!……ぶ!!」 彼女がニヤリと笑ったかと思うとグーで頬を殴られていた。 俺は思わぬ攻撃に後ろに飛ぶように倒れた。っていうか口に出して言ってないだろ!? 「きっ……君は!?」 倒れ込みながら上半身だけ起き上がらせて、動揺しながら尋ねた。今すぐにでも警察に通報したいが、それどころでもない気がした。 命がヤバい……。 「名乗る時はお前から名乗れよ!!常識知らずが!!」 えっーー!!窓ガラス突き破って入ってきた君の方が常識知らずじゃねぇか!?
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