★ヒモ無しバンジー★

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  そしてもう1人、今までの一部始終を少し離れたところから見ていた青年がいた。   すらっとした体躯で、こちらは赤に少し黄色がまじった髪色、右腕に盾、左手には巨大なランスを持っていた。 「人間…だったか…」 青年はそう呟くと、小さなため息をついた。   「ここにいたか」 青年に声をかける人物がいた。 「王…」 「女王陛下が会いたいと申されている。ついてきなさい」 青年に声をかけた人物は、そう告げると先に立って歩きだした。 「はっ」 青年は短い返事をし、主の後について歩いていった。
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