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(ずらかろう…)
フーニィは気づかれないようにするすると木から降り、兵士達がこちらを向いていない隙に逃げ出した。
「あ゙、いたー!姫様ー!」
兵士のひとりがフーニィの逃亡に気がついた。
「あららぁ、見つかっちゃった~」
当然、兵士達は全速力で追いかける。
ダダダダダ!
「あなたが行ってくれないと俺らが怒られるんですよ!」
「さくっと怒られてきてよ~」
「女王陛下怖いんですっ!」
「情けないなぁ~…じゃあ怒られないようにしなよ~」
「アンタが捕まってくれりゃ救われるんですがねっ!!」
こんなやり取りが日常茶飯事である。
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