さっそく装備していくかい?

2/2
前へ
/84ページ
次へ
「タニシ、その手に持っているのはなんだ?」 「銅の剣だよ?知らないの?ヌプポレロおじさん。」 勇者は鼻くそをほじくった。 「そうじゃない、なぜ代金を払わずに装備しているんだ。」 「だって勇者だし、武器必要だし。」 勇者は鼻くそを深追いした。 鼻血がでた。 「いいかタニシ、勇者だからって万引きはいかんぞ?こっちも商売だからな。」 「そうだね、わかったよヌプポレロおじさん。代金を払うよ」 勇者は代金を払った。 500Gぼったくられた。 「さっそく装備していくかい?」 「おじさん、それが言いたかっただけじゃ…。」 「うん……。」 勇者は装備をたくさん買ってあげた。 ヌプポレロおじさんは、嬉しそうに「さっそく装備していくかい?」 と笑顔で言っていた。 勇者は貧乏を抱えた。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加