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次の日の夜も次の次の日の夜も、思い出しては涙が出て止まらなかった。
毎晩のように泣く私にタケチャンが言った。
「華が泣いてもしかたないだろ?お姉チャンにも殴られる理由があったんじゃないか?
本当のコトを華に話せばそうやって泣くコトをお姉チャンは知っているカラ本当のコトを言わないんだろう。
それに、もしかしたら本当に自転車で転んだのかもしれないじゃないか?」
『どんな理由があってもオッサンがあれほどのコトをする権利なんて無いじゃん!
お姉チャンが許せても私は絶対に許せない!
オッサンは口だけじゃん!
お姉チャンを幸せにするって言ったくせに力付くでお姉チャンを自分の思い通りにさせてるだけでお姉を幸せにしてるんじゃなくてオッサンが幸せになってるだけじゃん!』
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