幼い頃の私と楓

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楓は叔母カラ貰った物を『内緒』どころか自慢気に私に見せ付ける。 私は羨ましくて仕方なかった。 私は楓が居ない隙を狙って勝手に使って遊んだ。 “おしゃれセット”の中に入ってあるリップクリームを付けてみた。 イヤリングや指輪も付けてみた。 そしてフルーツの香がする香水も付けてみた。 楓が帰ってくると直ぐに私が遊んだコトに気付いた。 それがきっかけとなり喧嘩になった。 楓は父や母に泣きながら訴えるのだった。 「私の大事な物なのに…!私は大事に使わず置いておいたのに! 華が勝手に使った…!」 自分の物でもないのに勝手に使ったのは私…。 悪いのは私だった…。
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