幸せになるまで…～番外編～

幼い頃の私と楓

年子の私達は回りｶﾗ「似てない双子」とよく言われていた。

楓は色が白く目がﾊﾟｯﾁﾘしていて口はｵﾁｮﾎﾞ口で小顔なお人形ｻﾝのような顔立ちだった。

私は楓とは正反対で肌は地黒で目は一重で丸顔。

髪型も楓はｻﾗｻﾗのﾛﾝｸﾞﾍｱｰで女の子らしかった。

私はﾍﾞﾘｰｼｮｰﾄの狼ｶｯﾄで時々男の子と間違えられて「ﾎﾞｸ！」と見知らぬ人ｶﾗ声を掛けられるｺﾄもあった。

小さい頃ｶﾗ母親に「ﾌﾞｻｲｸ」と言われていた私は楓とは対象的であるｺﾄを自分でも納得していた。

納得はしていても

「楓ﾁｬﾝの方が…華ﾁｬﾝの方が…」

と敢えて比較されるのは正直ｲﾔだった。