幼い頃の私と楓

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いつも喧嘩ばかりしていた訳では無かった。 仲良く遊ぶコトも多かったし一緒にイタズラだってした。 イタズラして父に叱られたトキも私は泣かなかった。 楓は父に睨まれるとすぐに泣くのだった。 お陰で父のゲンコツは楓より私の方が多かった。 いつも私の方が叱られるコトが多かった。 泣かないカラ反省してないと思われていたのだった。 私は自分が悪いのだから叱られて当然だと素直に罰を受けていただけなのに…。 ある日、父が楓を酷く叱った。 それは私との喧嘩で楓が私の顔に鉛筆を刺したカラだった。 刺さった所は目の下で大怪我にならずに済んだケド少し間違えれば失明しかねなかったのだ。
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