~兵隊~

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赤紙…それは戦争の召集令状でした この持ち主は、死を覚悟し好きだった相手に恋文を宛てていたのでした… そしてその恋は、命と共に儚く散ったのでした… 父は解体工事の依頼者の元へ、その荷物を届けました 「供養をしてあげて下さい」という言葉を添えて… その日から窓を叩く音も、恐ろしい夢も見なくなったそうです
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