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「この部屋だよ。ご飯は全部おばちゃんが作ってて、時間になったらここの住人を全員呼ぶんだ。挨拶なんかはその時にしたらいいから、今はゆっくりお休み」
「うん、ありがとう」
おばさまが母家へ戻るのを目で見送ると、錠のない戸を恐る恐る開けました。
埃をかぶる覚悟はしていましたが、どなたか掃除をしてくれたらしく、部屋は極めて綺麗な様子。
戸を閉めて、荷物を置きました。
背を壁にかけていたら、だんだん強まる眠気に敵わず、私はそのまま眠ってしまいました。
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