第一章

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仲西「だから今度こそ・・・ サヨナラ」 笑顔で言ったつもり。 あたしから振るんだから、涙は見せちゃいけない・・・ 仲西は中野の前では笑顔で振る舞った。 中野がいなくなったとたん、我慢していたものが、一気に溢れた。 仲西「う・・・うぅ・・・しゅ、修一・・・くん・・・いやだ・・・別れたくない・・・」 修一くん、あたしね、修一くんのことが大好き。 本当は別れたくなかったんだよ。 でも、修一くんの心の中にあたし以外の女の子がいる。 それが我慢できなかったんだ・・・ あたしってわがままかな? ただ、修一くんと楽しく過ごしたかっただけ。 別れて9ヶ月たったけど、あたしの頭の中は修一くんとの楽しい思い出ばかり。 日に日に好きになっていく自分にすぐに気付いた。 修一くん あなたの心に、あたしはいますか? あたしに、チャンスはありますか? もしチャンスがあるなら・・・ あたしはあなたともう一回笑いあいたいです。
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