第一章

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仲西「だから今度こそ・・・ サヨナラ」 家路への帰り道。 中野の目からは一筋の滴が流れていた。 仲西にフラレた・・・ 馬鹿だ・・・ 本当に馬鹿だ・・・ 失って、初めて気付いた・・・ 俺、仲西のことが好きだったんだ 大好きだったんだ 一番好きだったんだ 東原でもない、りさこでもない 仲西が一番好きだったんだ・・・ 東原とりさこは確かに好きだった。 だけど、それは、同じ夢を持ってたり、話が一番合う ただ、それだけなんだ・・・ もうどうにもならない 俺は、もう仲西の何でもない・・・ あれから9ヶ月 女々しいことに、まだ仲西のことが頭から離れない ぼーってしたりしているときに、仲西との楽しい思い出が、頭に浮かぶんだ 仲西 仲西の心に、俺はいないよな? でも もしまだ俺にもチャンスがあったら、 きみとまた笑いあいたいです。
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