55人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
『あれ…?レオンは?』
{怒っちゃった…}
耳をしゅんとさせ言う
『帰ってくるから大丈夫だろ?』
と言ってリーフィアの頭を撫でる俊哉
{うん…}
一方その頃…
「…………」
川の辺でずっと川を見つめるレオン…
「…俊哉ぁ……僕が好きになったのは…拾われた時から…だよ…」
あの時…俊哉は…
何年か前
「うぇぇん…ヒグッ…」
段ボールに入れられ泣いているレオン
そこに人は通るけど…
《可哀相…》
《どうしたんだろ…》
とか言うだけで…拾う事はしない
と…ある一人の少年が…
『大丈夫?』
と言って手を差し延べて来た
「う…ん……」
レオンも手を延ばす…
『家に来る?』
「良いの…?」
『可哀相だし…それに…濡れるからさ』
と言って俊哉は僕を拾ってくれた…
「それから…好きになったかな…」
でも俊哉は鈍感だから気付いてくれない…
「いゃ…だなぁ…」
なんか…モヤモヤする…
。
最初のコメントを投稿しよう!