脱出

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家の中は、前も見えないほど   煙が充満していた。       「ゴホッ…ゴホッ…」   早妃は、呼吸もままならない中   必死に出口を探していた。       (…こんな所で…死にたくない!)       そう思いながら、部屋を見渡すと     あの、割れたガラス戸を見つけた。
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