目覚め

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「ごめんなさい…痛っ…」  起き上がろうとした早妃は   体中のあちこちに   痛みを感じた。       あの時は、解らなかったが     体中に火傷や、擦り傷、打ち身などが出来ていた。     そんな体を、母親に起こしてもらった。   すると、今度は父親が言った。     「…早妃。あの家はやけ崩れた。   前に…お前が聞きたがってた事を話そう。」     この話を聞き     早妃は言葉が出なかった。       父親の話はこうだ。
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