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なにげない毎日が過ぎていく ただただ生活を送ってた 求めるものは何もなく 時間に流れを任せてた 『辛くはないよ?』 そう自分に言い聞かせてた だけど違う ホントは違う 求めるものはたくさんあった 一人ただただうずくまり 暖かさを求めていた 自分の心にしまってた 『寂しい』という気持ち 誰にも見られたくない 気付かれたくない 気付かれたら私はそこで終わるから だけど 『気付いて…』 自分勝手な思考がぐるぐる回り しかしそれを口には出せなかった 何か進むのが嫌だった 何か起こるのが怖かった 平凡な毎日を望むのは きっと傷つかなくてすむから… …気付かれた? …気付いた 私が自分の弱さを気付いた後 残るのは『虚しさ』だけ でも、それが 寂しさを紛らわせた 唯一の救いだったんだ
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