命令

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菜月ちゃんはうつむいて戸惑ってるっぽい…。 あ? テンパってて言い方間違えた! 『付き合えっつってもフリでいい』 危ねぇ危ねぇ… マジ告白になっちまうとこだった 菜月ちゃんは首をかしげてる… やべぇ…! 『今朝の見ただろ? 俺ああいうの嫌なんだよな いきなり告白してきて、断ったら俺が悪いみたいに言われてよぉ!』 俺は慌ててフォローした。 光が言うように… 俺も主人という立場を利用しようじゃねぇか!! 『だから俺の彼女のフリしろ! そしたら俺の家に帰ったって怪しまれねぇし 分かったな!?』 我ながらナイス口実だ(笑) 菜月ちゃんの性格ならきっとオッケーしてくれるはず…! 『分かりました』 菜月ちゃんはニッコリ笑って答えた。 ほらきたぁぁ!! やっぱりなぁ~(笑) ってか菜月ちゃんの笑顔かわいすぎ(笑) 『あぁそれと…敬語やめろ 彼氏に敬語っておかしいし 同級生だからな』 敬語はマジやめてほしい… 距離感じまくり… 『わ わかっ…た…』 菜月ちゃんはギコちなく答えた。
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