最後の方舟

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かくして、人類は宇宙への移民を行うことになった。 人類は協力して巨大宇宙船と移民技術の開発を行った。 大国は20年あまりで次々と条件の良い惑星に旅立って行った。 後には、マーマヤーナ国全23万人が残された。 大失態の責任を畏れた国際問題評議会が、対策が遅れたのはズーマ王のせい、と責任転嫁したせいであった。 残された移民先の惑星ブリンへは、異空間航法を駆使しても10年はかかる。 燃料も食料もギリギリであった。
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