嵐の如く

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宿泊所の部屋に着いた。 無駄に広い部屋。 いるのが自分1人だけだから余計に広く感じる。 雅司 「はぁ・・・・・・」 布いてある布団に勢い良く倒れこんだ。 こんなに悩んだのは初めてだ。 恋愛経験もそんなにないのに、これだけ一気に背負いこむとな・・・・・・ 正直、疲れるよ・・・ 芯の通ったしっかり者の愛理ちゃんか 元気があって一緒にいて楽しい瀧か 幸いなことに今のところ選択肢は2つだ。 だが、瀧には答えを求められていない。 となれば愛理ちゃんと付き合うか付き合わないか・・・ 雅司 「んー・・・・・・」 ここで愛理ちゃんと付き合えばこの悩みは一気に解消されるだろう。  でも断れば、瀧が攻めてくる・・・・・・ それに瀧だけじゃないかもしれない。 珠江さんとか西郷寺さんとか・・・・・・ 別に期待はしてるわけじゃないけど・・・ 自惚れかな? 今は愛理ちゃんと瀧だし・・・ 雅司 「・・・そうだ・・・・・・」 僕は携帯を取り出した。 ピピピ・・・ ある人にメールを送る。 雅司 「拓哉さん・・・・・・」  
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